アニメや漫画、そして女性向けコンテンツが大好きで、中国から日本にやってきた女性プランナー。 現在は女性向けコンテンツのプランナーとして活躍中の彼女に、沢山お話を聞きました。
―――:女性向けのコンテンツが大好きと聞いていますが、そもそもどうしてオルトプラスに入られたのでしょうか?オルトプラスは男性向けのゲームが多いですよね。
プランナー:前提からお話をすると、前職はオタクコンテンツのwebサイトの運営をしていました。ただ、ずっと女性向けゲームを作りたいという夢を持っていたんです。当時自分の年齢とキャリアを鑑みて、「今やらないとゲームを作ることが出来なくなる!」と奮起したのが転職のきっかけでした。
オルトプラスを選んだのは、女性向けゲームを当時1つ運営していると聞いたから。確かに男性コンテンツが多いものの、このゲームを運営しているからにはどこかに絶対女性向けゲームを作れるチャンスはあるはずだ!と踏んでました。
また、昔自分が遊んでいた『webカレ』というサービスをオルトプラスの創業者たちが作ったと聞いた時に、何か運命を感じました。本当にずっと遊んでいたので、思い出深いコンテンツの1つだったんです。そんなサービスを作った人たちと一緒に働いてみたいなと思いました。
もちろん、他の乙女ゲームを主体とした会社に入社することも視野に入れていました。しかし…これは印象のお話なので大変恐縮なのですが…周りの人に女性向けコンテンツを作っている会社の印象を聞いたら「リア充な雰囲気の会社だよ」と言われて、オタクな私はちょっと違うかなって(笑)
そんな中でオルトプラスの面接を受けていくと空気感が合ってるなと思ったんですよね。
―――:では、次はオタクっぷりについて伺いたいのですが。元々のきっかけは何ですか?
プランナー:この話は長くなりますね(笑)元々は『セーラームーン』ですね。小学1年生の時に、たまたま友達の家にあった『セーラームーン』の漫画を読んでみたら、すっごく面白かったんです。そこから漫画を自分で読みはじめました。
初めてプレイした乙女ゲームは『ファンタスティックフォーチュン』。当時中学1、2年生の頃、クラスの男子がそのゲームを「絵が綺麗だから」という理由で買ったそうなのですが、「男がやったらおかしい」っていう内容だったそうで(笑)私にくれたんです。それでプレイしてみたら「ゲームの中で沢山のステキな男性と恋が出来るのって凄い!」と衝撃を受けました(笑)ゲーム自体も面白かったし、イラストも綺麗でしたね。
そのゲームは全クリしました。主人公がまず3人居て、且つキャラクター数も相当豊富だったんです。だからその分エンディングの種類が相当あったんですが、攻略本も攻略サイトもない中だったのですべて自力で頑張りましたね。
また、両親はあまり私がゲームをやっていることを良くは思ってなかったんです。「ゲームをやるなら勉強をしなさい!」と言われていました。
でもどうしてもやりたかった。だから私が学校から帰ってきて、そして両親が仕事から帰ってくるまでの間1時間を使ってゲームをやっていました。そんな生活を2年ほど過ごして、ようやく全クリができました(笑)
そこからまんべんなくゲームをプレイして……大学で友人から『遙かなる時空の中で』のイベントライブDVDを勧められて、そこで声優さんがライブをしている姿を見て、もうどっぷりハマりました。宮田幸季さんが歌を歌うときに少し小首をかしげるんですよ!そこがもう可愛くて!(笑)
それから『遙かなる時空の中で3』をはじめ、女性向けゲームを数えきれないほどプレイしてきました。日本に留学していた頃は、都内から電車2時間ほど離れているところに住んでましたが、ほぼ毎週のようにいろんな声優イベントに通ってました。就職が決まってからイベントに行きやすいよう、声優イベントがよく行われる会場の近くに引っ越ししました。ちなみにそこは私の好きなゲームの聖地でもあります!(笑)
―――:す、すごい! そのオタクっぷりは、今のお仕事に十分に生かされてそうですね。
プランナー:はい。特に声優さんのキャラクターボイスの収録の際は活かされていると思います。いろんな乙女ゲームをやってた経験が自分の中に蓄積されているので、収録に立会する際には、「こういうニュアンスのほうがドキドキするな」「ここは声を高めにしたほうがかっこいい」「ここはもっと悲しくなると母性がくすぐられるな」といった細やかな部分まで気づけることが多いですね。
やはり自分がその場でキュンキュンするものが、お客様にもキュンキュンしていただけるものだと思っています。だから、逆を言えばそこで「違うな」と思ったらお客様にも届かないと思うんです。なので、細やかな部分でも妥協せずにやっていますね。ゲーム企画はもちろん、声優さんの声と演技に自分の意見を加えていって、一人ひとりのキャラクターを納得するまで作り上げることに、ものすごく幸せを感じます。
ただ、一方で外国人でもあるため、ネイティブほど日本語のイントネーションを把握しきれない時もありましたので、そこは大変でしたね。なので、対策として自分も声優セミナーやワークショップに通ってネイティブの感覚を少しずつ掴んでいこうと頑張っています。おかげさまで、実際表現だけでなくイントネーションの視点からも、意見を言えるようにもなりました。
―――:好きなものを突き詰める熱量が本当に高いですね!最後に、今後の目標をお聞かせ下さい。
プランナー:乙女ゲーム界の殿堂に入るような、No.1のゲームを作ること!世の中の女性をキュンキュンさせるコンテンツを作り出していきたいです。女性向けコンテンツを作りたいなと思ってる方が居れば、是非一緒に仕事がしたいです。一緒に「ココが良かったよね~!」と『萌え』を語れる方、募集中です!
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本インタビューはWantedlyに掲載されているものを一部加筆修正を行い掲載しています。
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