「B to Cのオリジナルサービスを手がけたい」そんな思いを抱き、業務系アプリ開発の現場から転身。ヒット作「エンペラーズ サガ」のサブリーダーとしても活躍する。
前職ではいろんな現場を転々としながらB to Bの業務アプリ開発を手がけていたのですが、もともとB to Cサービスを作ってみたいという思いがあり、転職活動を始めました。中でもオルトプラスを選んだのは、規模がそれほど大きくなく、組織の歯車にならず自分のやりたいことができると思ったこと。そして、代表の石井が面接の時に言ってくれた「自分たちが本気で面白いと思って作ったものじゃなければ、ユーザーにも絶対面白がってもらえない」という熱い言葉が、決め手になりました。
現在は「エンペラーズ サガ」のエンジニア兼サブリーダーとして業務に取り組んでいます。担当しているのは、画像、デザイン、データを作る以外の「開発」全般。仕様の打ち合わせ、システム作成、フロント作成(JavaScript、CSSなど)、Flashの組み込み、DBの設計などですね。オルトプラスではエンジニアも必ず企画段階から参加するので、デザインやプランニングについて意見を言うのも当たり前なんです。上がってきたグラフィックに対して「もっと文字を見やすくした方がいいのでは?」「ボタンはこの位置のほうが分かりやすい」と指摘したり、プランナーの提案したイベント案に「こう変えたらよりユーザーが喜んでくれるのでは」とアイディアを出したり。そうやって、第三者が意見を言い合うことで、ユーザー様の目線に近い開発ができる。みんながそう思っているので、意見交換は職種の垣根を越えて、互いに積極的に行っています。
エンジニアとして第一のミッションは「バグがなく、不正に強いシステムをつくること」。それから、大容量の負荷に耐え得る効率的なシステムづくりですね。「エンペラーズ サガ」でも、自分の作ったイベントが好調だったのは良かったものの、システムが負荷に耐えられなくなったことがありました。それ以来、開発用フレームワークの改善や、DBへのアクセス回数を減らす効率的なプログラミングを心がけ、快適に動くシステムを追求しています。
そしてもう一つの役割は、「視覚効果でユーザーを驚かせること」。たとえば新しいカードの紹介をするとき、JavaScriptやCSSを使って動きを出すのもエンジニアの仕事なんです。僕はそういうゲームのデザインで工夫をするのが好きなので、その結果イベントが成功して反響が出たときは、すごく嬉しい。今後もこうしたデザイン系の技術に磨きをかけて、「これまで誰も見たことがないような斬新な演出」を編み出してみたいですね。こんな風に、自分の得意分野を好きなだけ伸ばせるのも、オルトプラスの良いところだと思います。
将来の目標は、「世界の記録と記憶に残るゲームを作ること」。日本国内だけだとユーザーは多くて1億人ですが、海外市場なら何十億人をユーザーにすることができる。そのほうが面白いんじゃないか、と思うんです。実際、オルトプラスでも徐々に海外向けゲームをリリースしていますし、社内にも「世界制覇」を目標にしているエンジニアがたくさんいますよ(笑)。売上やユーザー数といった記録に挑戦したいのはもちろんですが、ユーザーの心に長く残るゲームづくりが、僕の理想です。たとえば、今作っている「サガ」も、二十年以上にわたりヒットを続けている作品ですよね。すると、往年のファンの皆さんの熱い思いというものを、作り手としても強く感じるわけです。そんな風に、長く愛されるタイトルを自分の手で世界に送り出すことができたら、最高だなと思います。
エンジニアという枠にとらわれず、やりたいと思ったことを全部できてしまう。そんな環境が、オルトプラスの良さだと思います。自社タイトルならではの自由な開発を楽しみながら、ぜひ一緒に世界一を目指しましょう!